ロジスティード、SGホールディングスによる相次ぐTOBの狙いは? M&Aアドバイザリーのプロが読み解く物流業界の再編企業間物流で活発化する大型M&Aの背景にある「2024年問題」以外の要素とは? - ニュース・経営
2024年5月、ロジスティード(旧日立物流)によるアルプスアルパインの物流関連会社アルプス物流への予告TOB、低温物流を得意とするC&Fロジホールディングスに対するAZ-COM丸和ホールディングス、SGホールディングスのTOBが相次いで発表された。6月には、セイノーホールディングスによる三菱電機ロジスティクスの買収も報じられた。物流の「2024年問題」をトリガーとする見立てもあるようだが、本当だろうか。2000年代から続いた物流子会社の外部化という動き、最近の市場環境などを俯瞰して見ると、これらのM&Aの裏にある別の要因が浮かび上がる。
国内物流業界の再編の背景と今後の展望について、フーリハン・ローキーのマネージングディレクター加藤良輔氏に聞いた。