知識を学ぶほど強まる固定観念をどう捨てるか? ソニー井深大がウォークマン開発で示した「あえて損する」発想 - ニュース・経営
2025年、ソニーグループはエンタメ3事業(ゲーム、音楽、映画)が堅調に推移し、収益の柱として存在感を高めている。中でも音楽事業の成長は、1979年に発売された初代ウォークマンに始まる“イノベーション企業”としての源流を想起させる。その開発の起点には、当時の常識を疑い、固定観念を手放す大胆な判断があった。
『戦略書としての老子』(原田勉著/東洋経済新報社)から一部を抜粋・再編集。老子が説いた「虚心」の思想をヒントに、ソニー創業者・井深大の発想に通じる“固定観念の外し方”を探る。