超富裕層、ひ孫の代まで安泰 米税制改革法案 新たな低税率導入
提出からわずか2週間で米下院をスピード通過した税制改革法案は、金融業界や米国の超富裕層に想定以上の贈り物を用意したようだ。小規模企業の負担軽減をうたった新たな低税率は、巨額の資金を動かすヘッジファンド投資家にも恩恵を与える可能性がある。プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社には、新たな税負担を逃れる手法があると専門家は指摘している。そして親から子、孫からひ孫へと代々、莫大(ばくだい)な資産を残す一握りの一族は、永久に所得税を払う必要がなくなるかもしれない。