中小型機開発は「3強」時代 中国が攻勢 米と相互認証締結、欧州も視野
中小型ジェット旅客機の開発競争が「ABC時代」に突入する。欧州エアバスの「A」、米ボーイングの「B」、そこに中国「C」が加わる。AやBを追撃するCは、小型ジェット旅客機「ARJ21」(座席数90)をすでに実用化し、昨年6月には国内線に就航させた。中型機「C919」(同150~180)も試験飛行に成功。国内外から早くも計730機を先行受注する勢いだ。日本は三菱航空機による初の「MRJ(三菱リージョナルジェット)」(同70~90)が、当初2013年とされていた納期が5度も延期されるなど足踏みを続けている。