住友林業、都内で350メートルの木造ビル構想発表 CO2を22%削減、森林育成にも寄与
住友林業は、2041年までに木材を主部材とした超高層ビルを都内に建設する構想を発表した。建築予定の建物の大きさは高さ350メートル、地上70階建てで木材を18万5000立方メートル使用すると想定。従来の鉄骨造に比べて、新築時に22%の二酸化炭素(CO2)排出量を削減できる見通しだ。地球温暖化防止の国際的枠組み「パリ協定」の実行に向け、日本には積極的な役割が求められているだけに、市川晃社長は「CO2対策のアピールにもつながる」と話している。