【ニュースレビュー】Friday eye 11.20
加藤勝信官房長官は20日の記者会見で、連合が2021年春闘で賃上げを要求する方針案を発表したことに関し「経済の好循環を継続していくためには賃上げは大事な要素であるという認識に変わりはない」と述べ、政府としても環境整備に取り組む考えを示した。安倍前政権下では大手企業を中心に賃上げ基調が続いたが、国内企業の足元の業績は新型コロナウイルスの影響で厳しい。加藤氏は、経済全体の生産性の底上げや取引関係の適正化などに重点的に取り組むとした上で「(賃金水準は)継続的に上げていくことが必要だ。それに対応した経済構造、産業構造を構築していく」と強調した。