英国はなぜ日本を諜報同盟ファイブアイズに招き入れようとするのか
ファイブアイズは第2次大戦で結ばれた米英の暗号情報共有の枠組みから発展したアングロサクソン連合だ。近年、日本とファイブアイズ諸国との間での関係強化に係る動きが頻繁に見られる。第2次世界大戦のアングロサクソン連合であり、しかも「特別な関係」と言われる閉鎖的な情報協力枠組みが、なぜ、大戦における交戦国で非英語圏に属する日本へのアプローチを活発化させているのか。対中国戦略を考えたときの、にほんの地政学上、先進技術開発面での価値が、日本人が考えているより遙かに高いからだ。