個人投資家、ヘッジファンドに勝利!? 「ロビンフッド」は過熱する株式市場の「誰の味方」か
米国で若年層の個人投資家を中心に人気を誇る、手数料無料の投資アプリ「ロビンフッド」。そのユーザーが特定銘柄に殺到して株価が急騰する「ロビンフッドラリー」の問題点を当サイトでは指摘してきたが、ブームはますます拡大の一途をたどっている。つい先日も「ゲームストップ」という銘柄をめぐり、ロビンフッドユーザーの個人投資家とヘッジファンドが対決する一幕があった。結果はまさかの個人投資家の「勝利」ーーそこにはいかなる背景があったのか。米国の投資運用会社で働いた経験があり、『マネーの代理人たち』の著書もある小出・フィッシャー・美奈氏が、株式市場を席巻するロビンフッドの影響力と危険性を明らかにする。