日本とフィンランド、実は「体育の授業」に決定的な違いがあった…!
あるテレビ番組で、日本の小学校のマラソン大会を視察したフィンランドの小学校の校長先生が、子ども同士の競争や順位づけに疑問を呈し、それがSNSで話題になったことがあった。2020年のことだ。フィンランドの教育は子ども同士で競争させることを嫌う傾向が強いが、その校長先生の意見は個人的なものというよりも、2014年に教育庁が出した小中学校教育計画の考えに沿うものだった。国の方針として、体育での競争はしないことになったのだ。このほかにも、日本とフィンランドの体育教育や部活動には、大きな違いがいくつも見られる。