『科挙ガチ』の佐川恭一先生に大江健三郎の「追悼文」を依頼してみたら、まさかの「胸が熱くなる文章」が届いた…!
2023年3月3日に戦後を代表する作家・大江健三郎が亡くなり、新聞各紙や文芸誌には様々な「追悼文」が寄せらえた。だが、ひとり忘れられている人がいる。佐川恭一氏だ──。『シン・サークルクラッシャー麻紀』はロンドンブーツ1号2号の田村淳氏が「2022年に読んだ中でいちばんおもしろかった本」として絶賛、『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた』が大森望氏から「あまりにも壮絶なくだらなさに瞠目」と評されるなど、佐川氏の作品は文学界に旋風を巻き起こしている。実はその佐川氏が、影響を受けた作家としてあげているのが大江健三郎と三島由紀夫だった。