「大谷翔平」がもはや《ジム・ソープ、マイケル・ジョーダン、ボー・ジャクソン》に並ぶ「アメリカ史上最高のアスリート」といえる“納得のワケ”
2022年夏に、“Path Lit by Lightning: The Life of Jim Thorpe”(稲妻に照らされた道:ジム・ソープの生涯”)というタイトルの本が出版された。著者はピューリッツァー賞受賞作家のデヴィッド・マラニスであり、陸上競技や野球、アメリカンフットボールで活躍したジム・ソープの生涯について執筆している。この本に、米国のスポーツ専門テレビ局「ESPN」の記者、バスター・オルニーが推薦文を寄せた。「大谷翔平が登場する前、マイケル・ジョーダンやボー・ジャクソンが現れる前、ジム・ソープは世界最高のアスリートだった。デヴィッド・マラニスは、ソープの並外れた(能力と)悲劇的な物語を、それにふさわしい迫力と詳細さで語っている」メジャーリーグ史のなかで、ベーブ・ルースの持つ数々の記録を塗り替えた大谷翔平は、史上最高選手の一人だといってよい。しかし、MLBだけにとどまらず、アメリカの近代スポーツ史最高のアスリートとしても、大谷の名前が挙がったのだ。