稲盛和夫が指摘、一流大出身の幹部が経営する企業が“お役所体質”になる理由なぜ「ホテルの部屋でコンビニおにぎり2個」でもJAL再建に取り組んだのか - ニュース・経営
稲盛和夫氏が日本航空(JAL)再建を引き受け、無報酬で会長に就任したのは78歳のとき。東大はじめ一流大学出身の幹部たちが経営方針を決めていたJALの“お役所体質”にメスを入れ、徹底した意識改革を進めていく。わずか2年8カ月でJALは再上場を果たし、JAL社員を「意識の高さにおいて世界一にする」と語った稲盛氏の経営手腕はあらためて注目を集めた。本連載では、『一生学べる仕事力大全』(致知出版社)に掲載されたインタビュー「利他の心こそ繁栄への道」から内容の一部を抜粋・再編集し、稲盛氏が自身の人生と経営について語った言葉を紹介する。 第5回は「3つの大義がある」と判断して引き受けたJAL再建を振り返る。